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雄町の家 ダイニング_edited.jpg

“東川原の家”

設計:盛田建築製作一級建築士
施工:両備住宅株式会社

ご夫婦とお子様、施主様のご家族お二人の5人が住まう二世帯住宅です。忙しい平日は、ご家族がお子様と過ごし、お互いが協力し合い、適度な距離感でお互いを見守ることが 出来るよう、 2階を若い世帯、 1階を親世帯とし、吹き抜けを介してそれぞれ のリビングダイニングがつながる構成となっています。 また、吹き抜けに設けた建具を開閉することで、朝晩の生活のリズムの異なる世帯間の距離感を保つとともに、空調の範囲を調整する機能も持たせています。 あわせて、周辺状況や敷地形状の制約により、 1階南面からは冬季の日射の望めない環境であるため、吹き抜け上部に連続した高窓を設け、 1階への採光、通風を確保しました。高窓、吹き抜けを利用してしっかりと 採光を確保し、かつ1面しか窓の取れ ない居室には、入口上に欄間を設け、 プライバシーを確保しながら通風、採 光が可能なよう配慮しています。
家族全員が使いやすいように、1階はすべて段差のないバリアフリーとし、 玄関にはベンチと、手摺の代わりになる格子を設けています。 多趣味なご家族のため、玄関周辺には様々な奥行の収納を各所に設け、キャンプや釣りの道具を収納できるようにしました。 収納があることで空間が狭くなるため、上部壁をオープンにして圧迫感が出ないように配慮しています
内装仕上げにはスギ、ヒノキといった 国産材を多く使用しています。ヒノキの窓枠と合わせて飾り棚を設えるなど、木のあたたかみを感じる部分を随所に設け、自然に寄り添う新たな住まいとなりました。

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