八浜の家

岡山市の南、児島湖周辺に位置するこの住宅は、シンプルな片流れの箱の中に、5層の床と吹き抜けのある2世帯住宅です。

長期優良住宅の認定を取得しており、大空間ながら良好な温熱環境を得ることを目的とした空間構成になっています。

夏季は、太陽高度を考慮した寸法の庇、南面の大開口からの通風、コンクリート基礎に直に張られた石張りの冷涼感と、吹き抜け上に溜まる熱気を外に強制換気することで、出来るだけ設備に頼らずに過ごしやすい熱環境となるように工夫しています。

反対に冬季は、基礎に埋め込まれた温水式床暖房が1階床全体を温め、吹き抜けを通じて上階を含めた全体を温める仕組みとなっています。

熱源となるヒートポンプの電力は、屋根全体に敷き詰められた太陽光発電が賄います。

また、建物の構造は木の柱と梁を鉄板で接合するSE工法を採用し、大きな吹き抜けの構成でありながら、基準の1.5倍の耐震性能を確保しています。

 

基本設計:盛田建築製作一級建築士事務所

実施設計、施工:株式会社 掛谷建設

夏季と冬季の熱環境概念図
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